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02/14 : 笑者。

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思わず笑ってしまう。笑う状況ではないのに、自分に、自分がおかしくてしかたがない。

なんだかわからないが、こみあげてくる笑いに、自らの在り様が救われた。
振り返れば、自己治癒的な存在として、笑うという行為が意味を成した。
笑いというものが与えてくれる力。
笑うしかないだろう、という状況で生まれた笑いには、
自分を奮い立たせる基がある、と思うことがあります。

20代の12月、湘南の今はないホテルの駐車場にとめた友人の車が車上荒らしに遭いました。

3人でホテルの向かいにある海に板を抱えて入っている間に、
窓ガラスを割られてやられてしまいました。
金品はもちろん、皮ジャンからジーパン、パンツ、バック類まで根こそぎ。
駆けつけた警官によれば、この辺を荒らしまくっている窃盗集団だろうと。
そばにいた地元の人からは「ドロボー海岸」の別名を聞くほど、
こうした犯罪が多かったのだとか。

アンラッキーなことに、普段は海に大金を持って出かけないのに、
その日に限って合計で30万ほど持っていた。
海で遊んだ後、みんなで買い物の予定があったのです。

お金はおろかパンツもない。冬にウエットスーツで帰るわけにもいかない。
やむをえず、友人に連絡して下着は買って、服はトレーナーやトレパンなどを
適当に貸してもらい、在り合わせの恰好で帰ってきました。
友人の割られた車窓は、ガムテープで貼ったスーパーのレジ袋がパタパタと。

お互いの恰好や買い物(スキー用品)予定が文無しの様変わり…
帰り道の車の中、一人が笑い出したのを機に、もうゲラゲラ状態。
車上荒らしは癪だけど、その日の生活予想図とのギャップに、
みんなハジけてしまったのでしょう。

後日、免許証の更新やクレジットカード等の再手続き、家の鍵の交換などは
面倒でしたが、人間は様々な状況で笑うものだと。
あれから、歳を重ねる中で比べ物にはならない状況も経験済・中ですが、
どんな中でも、やっぱり笑っている。
くだらん、どうでもいいような笑いを含めて。それでいい。
みんな似たり寄ったりでしょう。

ある落語家が、阪神大震災で家がつぶれた時に
家の前で奥さんと撮った写真を見返すと、全て笑っているそうです。
「笑うより、しゃ~ない」
そんな感じだと思いますが、湧き出る力なのでしょう。


その人が、なにを笑うか?
相性や体温差、共鳴・共振などの一つのバロメーターにもなると思いますが、
自分で、自分を笑い飛ばす。
その力を信じていたいものです。

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