--/-- : スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

04/15 : ほんとうの声。


「私を助けてください」「私に力を貸してください」

おそらく、もう14,5年前、横浜駅の構内で通りすがりに聞こえた声。
あれから何度も繰り返し、脳裏によみがえる声。
どこかで何度か書いたことのある、車椅子の青年の話。
ホームに続く階下で、青年が周囲の人に発した声でした。
青年の態度は堂々と、人の手助けが当たり前というのでもなく、
妙に縮こまるでもなく、ただ堂々と切に声を発していました。
縁なき通りすがりの者に、ストレートにそう聞こえたということです。

青年は、階段を使ってホームに上がるために、
誰かの助けを必要としていた。
身の上の事実は事実として、ただ素直に周囲への助けの声をあげた。

彼の声に吸い寄せられるように、たちまち通勤者や学生、
居合わせた者たちが集まり、協力して車椅子をかかえ上げて
ホームで下ろし、当たり前のように立ち去りました。

声を上げる方も、その声に応えた方も、関係としてはイコールだった。
その場や縁での関係性に、とくにあらたまるでもない、
そんな空気が流れていたのだと思います。

その声が生きて届いたのは、その人がほんとうに生きようとしていたからだろう。

これもずっと胸に波打つ想い。
人の言動は、自らの思考表現となって、胸の奥底に沈殿し、
日々の中でよみがえり、反芻する。

その意味もあるのでしょう。
発する声、湧き立つ想いの背骨は、きちんと伸びているだろうか。

Comment

Comment post





 管理者にだけ表示