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02/28 : 現場の気。

「あいつをぶっ殺してやる」「ぶん殴ってやる」。

そんな殺気立った気配に、制作の現場で時には出食わした。
当人も、周りも穏やかであったはずはないが、
ものやことを企て、なにかをかたちや表現にしていく過程で、
現場と上司、タッグを組むもの同士が考えと個をぶつけあう。

徹夜徹夜で仕上げた企画書やコピーを、直のボスや大ボスに
ビリビリと破り捨てられる。
「やり直し」。懸命にかいたつもりの汗など、そんなもの知らん。とばかりに、
いとも簡単にごみ箱行きとなる。
ビリビリとまでいかないときも、垂れた頭をさらに押し砕かれそうな
言葉のハンマーが降ってくる。

場の空気が一瞬、凍りつく。
人前でやられた日にゃ、全人格を否定されたような気持ちになり、相当に凹む。
日常的なことではないが、真剣であればこそ、起こりえること。
どちらが正しいというより、まずは当人が、関わった者同士が
解決の道や糸を探るしかない。
みんな、当事者として置き換えながら、耳をダンボにしながら、
静観していたのではなかったかな。


ぶつかって、間があって、冷却期間を置き、
ああ、確かにそれは一理ある。
かっとの後の、はっとしたひらめきにつながることもある。

言ったり、言われたり。
ストレートであるほどに、お互いに微妙な空気も流れる。

誰かに、なにかを言うことは、思うほど簡単ではない。
立場としての役割を越えた、自信や想いの強さがあって、否。
あえて、自らをそう信じ込んでの導きでもあったのだろう。
いま思うのはそういうこと。

人としての血と気と敬意さえ、お互いに持ち続けるのなら、
時には大いにやりあたっていいんじゃないのか。
見かけの穏やかさを、大人の関係とは呼びはしないだろう。

こうした現場の空気が、懐かしいような気さえする。

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